ふわっ

背中が暖かい。


恭平さんに抱き締められた。


「恭平さ、ん?」


「ねえ、栞。
……したい」


「まだ着いたばっかりですよ?
それにごはんだって…」


「それより栞がいい。
ねえ、ダメ?」


「しょうがないな…」


振り返って、恭平さんに
短いキスをした。