やば、ちょっとゆっくりしすぎた!


急がなきゃ!



***



「恭平さん!
すみません、お待たせしました」

「おー大丈夫。
つーか荷物多くね?」

「あ、お母さん
夜ご飯準備してて、これ多分肉じゃがなんですけど
一緒に食べませんか…?」


恭平さんは思わず吹いた。


「多分肉じゃがって…なに?(笑)
まあいいや、行こう?
さすがに寒い」

「あぁ!すいませんっ」


あたしたちは歩き始めた。

今度は肩をくっつけてではなく
手を繋いで。