「あたし勉強苦手だけど 栞が文系にするっていうから 文系にしたんだからー! 同じクラスぢゃないと許さない!」 口をとがらせながら 明が言った。 「明が近くにいてくれるだけで あたしも安心する」 「えへへ、ありがとう」 お互い照れくさそうに笑った。 そんな話をしていると すぐ学校についた。 クラス分けの表の前には大勢の生徒たち。 少し静まらないと見に行けないな、これは。