成城学園について
私は教室に向かった。
ここまで無言だった。
ただ前には、涼がいるだけ。
私はため息しか出てこない。
なんで、私がこんな事に…。
前もって母は言ってくれてもよかったじゃない。
まぁ、少しおかしい所はあったし。
料理が得意じゃないし、金銭感覚も
少しおかしい時があったなぁ。
それでよく、父さんとは喧嘩してたかな。
でも、仲よくて、大好きだった。
リョウ「ここが、梨桜様の教室になります。」
リオン「わかった。」
すごく、大きな学園に庭も広いし
きっと、教室も広いんだろうなぁ。
私の予感は的中した。
それに、クラスメイト少ない?
四人位しかいないし、まぁ執事もいるけど。
ってえええええぇ!!!
リオン「と…智紀…!?」
トモキ「よっ!梨桜。」
他の人達が、私達を一斉にみる。
驚いてないのは涼だけだった。
トモキ「なんかよ、執事になれって言われてよー。」
リオン「まじか…。智紀だったんだ…」
トモキ「おい、俺じゃ不満なのかよ!?」
「ちょっと、静かにしてもらえるかしら?」
リオン「あ、ごめん。」
トモキ「わりーぃ。」
「そもそも、何処の財閥ですか?」
リオン「えっと…」
リョウ「奈緒様。井上梨桜様です。叶財閥の後継者になります。」
後継者…
もう、後戻りはできない。
ナオ「そうなのですか。この方が…」
リオン「井上梨桜。よろしくね?」
ナオ「牧野奈緒です。」
奈緒は、美人。
羨ましいなぁーっ!!