「みいちゃん!

昨日発売された『ずっと好き。』みた!?

あたしもあんな恋がしたいーーー!」

「千春、いい加減少女マンガに夢見るの

やめなさいよ笑

無理なものはむーりっ」


あたしは佐藤千春(さとうちはる)
高3にもなって
少女マンガみたいな恋に憧れてる


みいちゃんって言うのは
あたしの親友の佐伯みいな(さえきみいな)
いっつも少女マンガを否定するの


「もーまたそーやって否定する、、、

まだ可能性ないわけじゃ「千春前!」






どんっっっ!!!


「いってー」
「いたたたた」


「あ、ごめんなさい!

前見てなくて、、、



大丈夫ですか??」


あれ?この人どっかで見たことあるような、、、


「うん。大丈夫。


君こそ大丈夫?佐藤千春さん。」



「え、なんで名前、、、

あ!笹原くん!
ごめん一瞬思い出せなかった笑」


「ま、しょーがないよ
じゃあ気をつけてね」

笹原良(ささはらりょう)くん
前にもぶつかったことがあって
その時笹原くんの携帯画面
割っちゃったんだよね、、、


「千春、知り合いだったの?」


「うん、昔ちょっとね笑」

こんなあたしの馬鹿みたいな話したら
また馬鹿にされる

「ふーん、そっか!

これからはちゃんと前向きなさいよ〜」




この出来事が
これから私たちを動かしていく。