外は柔らかすぎず、カリッとしすぎず、尚且つ、しっかりと味の付いた生地のドーナツに、ちょうどいい甘さのチョコレートがかかっている。
「美味しい!」
でしょ?!、と誇らしげに言うさっちゃんの顔に、思わず笑みがこぼれる。
それにしても、今日は人が少ないね。なんて言いながら、私は3個のドーナツを食べ終えた。
「ねえねえ、明日が誕生日だって、青空に言ったの?」
と、ドーナツを頬張りながら尋ねてくるさっちゃんの言葉に、また、少しだけ胸が痛くなった。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…