「女って生き物は面倒くさい。ある程度構ってやらなきゃ私の事嫌い?と言ってくるし、逆の対応をすればウザいんだけどと一蹴される。大体がこの2パターンだ。お前の中で真希菜さんがどんな女性に見えるのか、感じるのか。それを考えて行動しろ」

そう大は言った。

「おう、じゃあ考えねぇとな!」

まあ、頑張れよと言い残しこの場を去る大。
「おっと、忘れてた。ほら、俺の奢りだ」
と言って缶を投げる大。
その缶は俺の好きなミルクコーヒーだった。
見ると大は片手を挙げながら公園を出て行った。キザな奴め…。

そして俺はコーヒーを口に流し、暫く考えるのであった。