「はい?」


…とも…だち?


なんで友達から逃げる必要が…


「だってあいつら、いっせいにカラオケ行こうだの映画行こうだのうるせぇんだもん。」


「は、はあ。」


「ったく、俺は一人しかいねぇっつの。」


「…ップ、あははは…」


「な…んで笑ってんの?!俺、なんか変な事いったか?!」


「う…ううん。そうじゃなくて…」


怒ったような顔がなんだかおかしくて、笑ってしまった。


いつも友達と楽しそうにしてて


悩みとか、イライラとかもなくて、怒ることなんてないんだろうなーなんて思ってた。


けど、早野君にもあるんだ。