「そ…うだよね。」


な…なんか緊張してきた。



別に好きとかそんなんじゃないんだけど、


いつも男子や女子に囲まれている人気者が、私に話しかけてると思うと…


「あ、早野君は大丈夫だった???」


地面に座ったままだったから、ゆっくりと立ち上がる。


「俺は、全然大丈夫。」


「そっか。良かった…痛っ!」


右肘に痛みがあった。


よく見ると、すれて血が出ている。


「ケガ…?大丈夫っ?!」