窓側の、一番後ろの席。


うん、結構いいかも。


時々吹く風が気持ちいいんだよね。


早野君が隣だったらもっといいのになぁ。


なんて考えてたら。


「おい真人、お前15番?一番後ろじゃん。」


「おう。ラッキーだろ。先生から一番みえにくい席!!」


じゅう…ごばん?


ってことは、隣…?


ドキドキしながら机を運ぶと、もう隣には早野君の机があった。


「あ、瑞原、隣だな。」