いつの間にか外は赤く染まっていて、


少し古びた窓を通して


あたたかい光が私たちを照らしだす。


たくさんすれ違って、


たくさん遠回りした私たち。


入学式の日お互いに抱いたこの気持ちを、


やっと今通じ合わせることができたんだ。


「…真人、大好き。」


「!!…俺も。」