真人side
『わたし、真人のいう“あの人”が誰なのか、知ってたの…』
資料室で明かされた、思いもしていなかった事実。
それは…
俺がずっと想っていた、“あの人”が…
琴葉だった、
ということ。
驚きすぎて、すぐには信じられなかった。
でもそうだとしたら、今までの全ての辻褄が合った。
好きになった理由が、“気がついたらなっていた”という曖昧なこと、
琴葉の声、笑顔が、ふとした瞬間懐かしく感じたこと、
琴葉といるときに限って、“あの人”を思い出していたこと。
全部、全部ー…
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…