琴葉と“あの人”の間で揺れている自分が、許せなかったんだ。


中途半端は一番だめ。


絶対琴葉を傷つけてしまうから…


突然の雨。


周りは急いで建物内へと急ぐ中、


俺はずっと


心が無くなってしまったかのように、その場に立ち尽くしていた。