琴葉side


「南星遊園地へようこそ〜楽しんでいってくださいね!!」


そう笑顔で呼びかける係りのお姉さんの声を聞きながら、南星遊園地の入口のゲートをくぐる。


休日だからか園内はとても混んでいて、


人気のアトラクションの前にはもうすでに大行列ができていた。


周りの話し声の混じったざわめきは、うるさくはなく


逆に自分をワクワクさせた。


それに、さっきから繋いでる右手…


もうドキドキしすぎておかしくなりそうだよ。