ねぇ、何か言ってよ真人ー・・・
心の中で、だいすきな背中に向かって話しかける。
返事は、あるわけがない。
でもそれが、私をもっと切なくさせた。
もし、ほんとうに私が邪魔な存在なら
これで真人と話すのも、なくなるかもしれない。
・・・でも、最後なんだったら
楽しんでもいいよね?
長年の片想いだったんだから。
罰は当たらないよね?
不安で不安で仕方ない。
けど、どこか日曜日が楽しみな自分がいるんだ。
それに、真人の告白が本当かもしれない。
仮にも彼女なんだから、信じないとダメだよね・・・?
マイナス思考になっても何も変わらない。
「楽しみだなぁ。」
真人や例乃葉は嘘ついてないって、自分に言い聞かせるように
小さな声で呟いた。