まだ話している2人を見ないように、俯きながら朝の準備をする。 落ち着かないし、授業の予習でもするか・・・ そう思って、英語の教科書を出そうとした時。 「瑞原、おはよ。」 自分の近くで、大好きな声が聞こえた。 「ぇ?! ま、真人っ?!」 まだ例乃葉と話していると思っていた私は、 びっくりしたような、話しかけてくれた事が少し嬉しいような、そんな気持ちだった。