だから例乃葉は、私が気を許せる初めての大切な友達。


だから、失いなくなかったんだ。


「嫌うわけないでしょ!!何があっても、琴葉から離れないよ。」


「え…?」


「親友なんだから、あったりまえでしょ!!」


しん・・・ゆう・・・


私達、


親友に・・・なれてたんだ・・・


親友って、


思ってくれてたんだ・・・


「……ありがとう、例乃葉…」


今まで感じていた、例乃葉への心の壁みたいなのが、


全部なくなったような気がした。