けど俺は…


真人は、"あの人"の事が好きなんだと思う。


それは、瑞原を好きだって言ってる今も。


まぁ、真人から直接、瑞原の事が好きっては聞いてないけど。


俺から見ればバレバレ。


…あれ?


もしかして真人…


廊下を進む真人を後ろから見てると、いつもとは違う事に気づく。


ありゃ、なんか悩んでるな。


たぶん、瑞原の事だろうけど…


「はよー真人。」


「おはよ、玲…」


「よし、行くか!」