ギンギンと頭が痛い。


目に浮かんだ涙は、まだ乾き切っていなかった。


「はは…どんだけ泣いてんだ、私。」


部屋にある鏡を見ると、自分でもぎょっとするような顔が写っていた。


これじゃあ、学校行けないよ。


あ…


携帯をみると、例乃葉からの着信が何度も来ていた。


何か用事があったのかな・・・


謝らないと…