「Yeah, マヂデス!」

パパさんは真っ直ぐにあたしを見つめてそう言った。

「あたしにできると思いますか…?」

「キンカ(キヌカ)ハ 選バレタ子ネ。私ニモkids(キッズ)ニモ」

選ばれた子か… 以前、悠耶さんにも同じことを言われた。

でも自分に自信を持てない今のあたしには素直に受け入れられない…

それどころか、益々過小評価してしまう、あたしなんてって。

パパさんはそんなあたしの表情に気がついたのか、頭を撫でる。

「You are angel. Your smile move my heart and theirs.」
(君は天使だよ。君の笑顔が私を動かしたんだから、そして彼らも…)

その時、パパさんの携帯が鳴り Sorryと一言言うと電話に出る。

「Hello… Oh,Ken!」

甲ちゃん!!

何でこのタイミングでかけてくるの!?

「…Gee! Angel、私二 会イニ来テクレマシタネ。

She is my model」

…絶体絶命!!