さすがはお医者さん、足の怪我 気がついてたんだ…

でも今はバレるわけにいかないの…!

「えっと… スライディングを しちゃいまして」

「しないよね、体弱い子は普通」

普段はヘラヘラしてるのに、こういう時は逃げ道を与えてくれない。

「階段から 落ちちゃった…」

「ふーん」

何だろう、その意味深な相槌は。イヤな予感…。

「でもさ、“普通の状態なら”受身取るとかするよね?」

鋭い… やっぱり頭いいな

「その 体調が…」

「じゃあ、あのキャンディまだ残ってるから持っていっていいよ」

嫌すぎる…



だけど知りたくないでしょ? あなたの弟が原因で怪我しただなんて…