お姉さんのパンと、お母さんのお弁当を食べ終わった幼い双子は、何だかとても眠たくなってしまいました。
「寝てもいいよ」
いつの間にかふたりはふかふかの寝台(ベッド)の上にいます。
「おやすみなさい」
「おやみ、なさい」
ふたりは、自分達がどうして寝台にいるかがわかりませんでしたがよく考えないうちに眠りにつきました。
「おやすみなさい。……かわいい子ども達・・・」
女性は言うと何処からか取り出した、クッキーよりもケーキよりも甘い匂いのするお花を振りました。
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