それは、秋晴れの素敵な日のこと。 「ねぇ、『たからさがし』にいこうよっ!!」 少年と少女のふたりが、何やら楽しそうに話をしていました。 「たからさがし?」 「そう! たからさがし!」 不思議そうに首を傾げる少女は、少しの間小さく唸るとやがて元気に頷きます。 「うん! たからさがし、いくっ!!」 そうしてふたりは、宝探しに行くことになりました。