自分は、畳にめり込まんばかりに顔をうずめて寝ているハルを見ながら、同意を求めるセリフには答えずに、話を変える事にした。
「…本はカウンターに返して来ました…執務室はほぼ全壊していたので、周辺を撮って来ました。これ、お返しします…」
「ありがとうございました〜」
先生から借りていたカメラを返してハルを見ると、壁の方を向いて寝転がっていた。
「…具合どう?」
ハルは少し間を置くと、そのままの姿勢で答えた。
「…ありがとう、深谷君…まだ心のダメージが回復しないけど、大丈夫だから…ははは…」
表情は見えないけど、かなり落ち込んでいるのが分かる…
はぁ…とため息をついて、フォローになるか分からないけど、一応報告もかねて先生に向き直った。
「…で、先生の予想通り、封印の間の邪気は浄化されずに、まだ残っていました…装備なしに入っていたら、生きて帰って来れなかったかもしれません…ハルが早い時点で気づいてくれなかったら、危なかったと思います…」
「…本はカウンターに返して来ました…執務室はほぼ全壊していたので、周辺を撮って来ました。これ、お返しします…」
「ありがとうございました〜」
先生から借りていたカメラを返してハルを見ると、壁の方を向いて寝転がっていた。
「…具合どう?」
ハルは少し間を置くと、そのままの姿勢で答えた。
「…ありがとう、深谷君…まだ心のダメージが回復しないけど、大丈夫だから…ははは…」
表情は見えないけど、かなり落ち込んでいるのが分かる…
はぁ…とため息をついて、フォローになるか分からないけど、一応報告もかねて先生に向き直った。
「…で、先生の予想通り、封印の間の邪気は浄化されずに、まだ残っていました…装備なしに入っていたら、生きて帰って来れなかったかもしれません…ハルが早い時点で気づいてくれなかったら、危なかったと思います…」