吉高さんを先に通して自分も中に入ると、チェロの早見 充君、バイオリンの西沢 沙織さんと、フルートの山川 美紀さん…オーボエの白井 慎一さんが輪になって、カルテットの練習をしていた。
音楽室は、グランドピアノと机が並んでいてもまだスペースがあり、後ろの方で集まっていたカルテットのメンバーが、自分に気づくと声をかけてきた。
「お〜深谷、久しぶりじゃん」
大きな声で手を上げたのは、学年が一つ上の白井さんだ。
体格も小5とは思えないほど、背が高い…
自分は手を上げてそれに答えると、音楽室を見渡した。
さて、何をしようか…そう考えていると、チェロの早見君が話しかけてきた。
「深谷〜ちょっと、ここどうひけばいいか、き〜ていい〜?」
自分は早見君の隣に行くと、楽譜をのぞき込んだ。
少し考えてみるが、言葉で上手く伝える自信がなく…
「…ちょっといい?」
と言って早見君のチェロを貸してもらうと、そのフレーズを自分なりに解釈してひいてみた。
音楽室は、グランドピアノと机が並んでいてもまだスペースがあり、後ろの方で集まっていたカルテットのメンバーが、自分に気づくと声をかけてきた。
「お〜深谷、久しぶりじゃん」
大きな声で手を上げたのは、学年が一つ上の白井さんだ。
体格も小5とは思えないほど、背が高い…
自分は手を上げてそれに答えると、音楽室を見渡した。
さて、何をしようか…そう考えていると、チェロの早見君が話しかけてきた。
「深谷〜ちょっと、ここどうひけばいいか、き〜ていい〜?」
自分は早見君の隣に行くと、楽譜をのぞき込んだ。
少し考えてみるが、言葉で上手く伝える自信がなく…
「…ちょっといい?」
と言って早見君のチェロを貸してもらうと、そのフレーズを自分なりに解釈してひいてみた。