「ほほほ…全てを把握している訳ではないのでね〜?」

「はぁ…自分に興味持つのやめて下さい…」

「それは難しいですね〜あなたのような魅力的な方に、無関心でいるのは…それに、生島君とからんでしまいましたしね〜」

「…言っている意味が不明だ…」

「ですよね〜?ほほほ…明日、ちゃんと納得のいくようにお話しますから…あなたには、見て頂きたい物もありますし…本当は色々お話したいは、私の方かもしれませんね〜」

私は車を走らせながら、遠くのテールランプを見つめて言いました。

「…訳が分からないな…」

「ふふふ…実は私も訳が分からないんですよね〜」

そのセリフを聞いた坂神さんのあきれ方がイースを思わせて、思わず笑ってしまいました。



まさかイースにまで再会出来るとはねぇ〜

いったい何が起こっているというのでしょうか…

これで、海底の王国時代の主要メンバーが、ほぼそろってしまった訳ですが…

この仕組まれたような偶然に、どんな意味があるのでしょうかね〜?

…何も起こらなければいいのですが…

坂神さんと夜のドライブを楽しみながら、私はそんな事を考えていました。

そうそう…山形さんにも、お知らせしなくてはね〜ふふふ…

きっと、ものすごく驚くでしょうね〜