「何で?」

「イースにとって、フレアは特別だから…」

「え?」

「イースが昔言ってましたよ?フレアは自分の理想の女性像なんだそうです…彼女にとって、夫のルドより順位が上でしたからね〜?」

先生が詳しく説明してくれた。

「知らなかった…」

ハルは意外だったらしく驚いている…

「めちゃくちゃ愛されていましたからね〜坂神さんの前世がもしイースだとしたら、生島君の事が理由もなく気になって、さぞ混乱するでしょうね〜?」

「だから彼女のお誘いは、全部色気ゼロだった訳ね…」

ハルの中では、すでにイースで決定しているようだ。

「彼女としては不本意だったでしょうね〜?確かめずにはいられなかったほどに…」

「オレ、本当にイースに愛されてた?坂神さんは男嫌いに思えたけど…」

「鋭いですね〜生島君…イースは男嫌いですよ〜」

「え?」

先生に一斉に注目が集まった。

「結婚してましたよね、ルドと…」

高田さんが呟く…