「話がそれましたが…深谷君は彼女が生島君に興味を持った理由が、前世に関係がある…しかも、イースかもしれないと思った訳ですね〜？」

「はい…可能性の問題ですが、もしもイースの記憶を持った人物が、男性に生まれ変わったハル（フレア）を目の前にしたら、勘違いするんじゃないかと…」

「うっ…」

ハルが言葉につまった。

「なるほど〜さすが深谷君ですね〜イースはフレアを、でき愛していましたからね〜ひょっとしたら、ひょっとするかもしれませんね〜？」

「そうですね、先生…私もそんな気がしてきましたよ…」

先生と高田さんが、楽しそうに微笑み合っている…

「確かにそう考えると、生島君の事が気になるのも自然ですね〜」

先生が腕を組むと考え込んだ。

「…オレさっきから、ひどい事言われているような…」

「もしイースだとしたら、ハルが落ち込む必要はないから…」

たいしたフォローにはならないと思いながら、そう言うとハルが首を傾げた。