「あ〜分かるな〜それ〜」

山形さんも共感して、うなずいた。

「生命は海から生まれたって言うしね〜」

「オレ基本、海好きなんですよね〜帰りたくなるというか、なんというか〜」

「分かる、分かる〜僕たち仲間だね♪」

山形さんが、そう言ってハルに抱き着いた。

「ははは〜深谷君は?」

山形さん越しに、ハルが笑いながら聞いてきた。

「うん、同じ…かな」

そう言うとハルは嬉しそうに笑って、自分に手を伸ばしてきた。

「?」

訳も分からずその手を取ると、思い切り引き寄せられて、三人で抱き合うはめになった。

「何、楽しい事してるんですか〜?」

いつの間にか収穫を終えた先生と高田さんが、ニコニコしながらそばに来ていた。

「私も混ぜてもらっても、よろしいですか?」

高田さんが、参加を申し出た。

「どうぞ、どうぞ♪良かったら、先生もどうぞ〜」

山形さんが手招きをして、二人をこの意味不明な抱ように誘った。

「ほほほ…私は遠慮しますよ〜何か暑苦しそうですからね〜?」