しかし、どこで見られているか分かりませんね〜気をつける事にしましょう…

特に魔法を使う時は…

「ちなみに、どちらから見かけたのですか?」

「ああ、屋上に昼寝しに行った時、見かけたわ」

「目が良いですね〜土橋先生」

江原先生が感心しました。

確かに…校舎から海岸は結構な距離があると思いますが…

その眼鏡はダテだったんですか?土橋先生…

「何か目に付くんだよな、生島…サックス上手いしね…うちのバンドに、欲しい人材だわ」

「土橋先生のバンド、文化祭出るんですか?」

「おぅ…戸川先生、ボーカルやらんか?」

話がいつの間にか、バンドの話にそれたようです。

「丁重に、お断りします」

ニッコリ笑って断ると、土橋先生はたいして気にもせず、今回演奏する曲について、バンド好きな先生方と盛り上がり始めました。



理科準備室は、今日も平和ですね〜

何だかこの夏にあった出来事が、ウソのようです…

この先…さらに海底に深く関わっていく事になるなんて、この時は思いもしなかったんですがね〜…