「あ〜ハル君、僕も限界だよ〜」
と言って、山形さんも服のまま海に飛び込んだ。
大きな水しぶきが上がり、山形さんはオレが取り損ねた地球儀を追いかけると、抱き着いた。
地球儀を浮輪代わりにして、海にプカプカと浮かぶ山形さんがおかしくて大笑いしてしまった。
「あ〜極楽極楽〜」
「あははは〜山形さん、写メ撮りたいな〜…あれ?深谷君は?」
ふと気づいて周りを見渡すと、浜辺の木陰で座っている姿が目に入った。
「いつの間に…」
浜辺には大きな木が生えていて、パラソル代わりに日陰を作っている。
荷物をその木の根本に置いて遊んでいたんだけど、深谷君が荷物番のようにちょこんと座っていてかわいい…
それから視線を上げて、大きく海に張り出している半島の崖に向けると、花咲学園の校舎が見えた。
立ち泳ぎしながら、プカプカと波にゆられてその風景を見ていると、とても幸せな気分になった…
と言って、山形さんも服のまま海に飛び込んだ。
大きな水しぶきが上がり、山形さんはオレが取り損ねた地球儀を追いかけると、抱き着いた。
地球儀を浮輪代わりにして、海にプカプカと浮かぶ山形さんがおかしくて大笑いしてしまった。
「あ〜極楽極楽〜」
「あははは〜山形さん、写メ撮りたいな〜…あれ?深谷君は?」
ふと気づいて周りを見渡すと、浜辺の木陰で座っている姿が目に入った。
「いつの間に…」
浜辺には大きな木が生えていて、パラソル代わりに日陰を作っている。
荷物をその木の根本に置いて遊んでいたんだけど、深谷君が荷物番のようにちょこんと座っていてかわいい…
それから視線を上げて、大きく海に張り出している半島の崖に向けると、花咲学園の校舎が見えた。
立ち泳ぎしながら、プカプカと波にゆられてその風景を見ていると、とても幸せな気分になった…