「あ〜ハル君、ヒドイわ〜私、傷ついちゃう」

「え〜だって、せっかく深谷君がいるんだから、海底の中で遊びたいじゃないですか〜?この間、深谷君に教わった高速移動の魔法も試したいし〜」

「え〜?!いいな〜深谷君、僕にも教えてくれる?」

「はい…」

「よっしゃ〜それじゃ決定しま〜す!明日は海底散歩ね〜」

「明日…ですか?」

「そう♪今日は何の用意もしてきてないしね〜」

「私はスイカ割りとか、好きですね〜」

「うわっ、先生?!」

山形さんの背後にいつの間にか修子ちゃんがいて、山形さんは驚くと飛び上がった。

「どうしたの、修子ちゃん?図書館に用?」

自分が手を上げて挨拶をすると、深谷君も小さく頭を下げた。

「ええ〜ちょっと調べ物を…」

「おはようございます、先生もご一緒にいかがですか?」

「ありがとうございます。仕事が一段落したら、良く冷えたスイカを持って参加しますよ〜」