「そんな所です…」

「分かりました…」

「内緒話とは、いただけないですね〜?」

「ですよね〜山形さん、高田さん」

「はい」

山形さんとハルと高田さんが、いつの間にか身を乗り出して、自分達の話を聞いていたようだ。

「ほほほ、人聞きの悪い…ちょっとした確認をしていただけですから…本当はイースがいてくれると助かるんですがね〜?」

「むちゃ言いますね〜先生…それじゃ、ご指名もありましたし封印の間、撮って来ましょうか?」

「ほほほ…早死にしたいのでしたら、止めませんがね〜?」

「へ?どういう意味ですか?」

「さすがのユラも、封印が解かれた洞窟内に何の装備もなく入って行けば、ヤバイと思いますよ〜?」

「そう言えば、そうですね〜ははは…」

山形さんは苦笑しながら、頭をかいた。

そんなヤバイ所に行かせようとしていたのか、先生は…

「だいぶ邪気も薄まっているとは思いますがね〜海水やクリスタルには、自然浄化の作用がありますからね〜」