ハルがいなくなると、山形さんと高田さんが首を傾げて聞いた。

「…どうかしたの?ハル君」

「ほほほ…色々ありましてね〜?深谷君」

自分に話せという事だろうか…

一つため息をつくと、今日あった出来事を話した。

そして話を聞き終えると、山形さんが言った。

「ねぇ先生…もしかしたら僕は、大丈夫じゃないですかね?」

「そうですね〜ありかもしれませんね〜」

「…どうゆう事ですか?」

訳が分からず、自分と高田さんは首を傾げた。

「あ〜それはですね〜ユラがフレアとは反対に、邪気に鈍感…いえ、少しニブイ体質でしてね〜?」

「ははは…先生ぜんぜん、フォローになってませんよ〜?」

「そうだったんですか?山形さん」

シャワーから出たハルが、頭をふきながら話に入ってきた。

「ん〜実はそうなんだよね〜ははは…だからユラは、封印の間にフリーパスで入れたんだよね〜」

その辺の事は思い出せず、自分は何となく納得する…