先生には初めから、こうなる事が分かっていたという事か…

ため息をつかずには、いれない心境だ…

おちょくられているのかと、疑いたくなる…



「いえね〜?確信があった訳じゃないんですよ〜?一応」

邪気のない笑みを浮かべて、先生は続けた。

「フレアはですね〜結果を先に言うと、適合試験を受ける事が出来なかったんですよ…」

「え?」

ハルとハモってしまった…

いつの間にかハルは起き上がって、自分の隣に座っている。

「封印の間に入ったとたん、体調不良を起こしましてね〜」

「邪気当たりですか?」

「と判断しました…何度か挑戦したのですがね〜」

「封印されていても、そんな事あるの?修子ちゃん」

「ええ〜個人差があるようですが…生島君は、と言うか、フレアは邪気に対して、かなり敏感な体質だったようですね〜」

「ははは…」

ハルが何とも言えない表情で笑うと、頭をかいた。