「あーなんだかんだこんな時間かぁ。遅くなっちゃってごめんね!」
「ううん!大丈夫大丈夫!すごく楽しかったし!」
当たりは暗くなっていてお店の明かりが光り出した。

最初こそチャラついていて怖いイメージがあったけれど一緒に話す間にそのイメージは払拭されていてかなりいいイメージになっていた。

「えーっと、家ってどっち方面?送ってこっか?」
髪をくしゃっといじりながら橘君が首をかしげて聞く。
その言葉に一瞬ドキッとし、顔が赤くなるも
「い、いいよ!ここからすぐだし大丈夫!ありがとう!」
私が首を振ると「そっかそっか!オッケー!じゃぁここで解散な!また学校で会おうぜ!」と、笑って言ってくれる。
断ったら気を悪くするかと思ったけど…よかった。
「それじゃあ。」私は軽く手を振ると家路についた。


その日は疲れ切ってしまいすぐにベットへと飛びこんだ。





朝目が覚めると昨日と同じように朝の支度をした。
少し鏡を長くみて整えると学校へと向かう…。


2回目の登校だがまだ制服が違うので目立つのなんのって…。
むしろ一度挨拶をしているのでもっと噂されてるような気がしてそわそわしてしまった。
教室へはいるとまた昨日の様にクラスメイトが話しかけてくれる。
このチヤホヤ感って何日くらいで終わるんだろうか…。
むしろ終わった瞬間が来るのが怖すぎて震える……!

そのほかはやはり学校生活で困る事はあまりなかった。
授業内容のズレなどで分からない範囲とかもあるけど先生たちもそれを配慮してか、授業中当てたりせずむしろこっそりサポートしてくれるので良かった。


昨日で少し慣れたのか、今日は少し授業が長く感じた。
やっと終礼を終えると私は部活動の中心になっている別館へと進んでいった。