学校を早退して病院にきたけど…

帰りたい!

私は大の病院嫌い

高校生になった今でも!


今受付して待っていると…

真「村岡沙耶香ちゃんどーぞ」

真由美さんとは米澤真由美さん私が入院した時の担当看護師だった

和「こんにちわ。今日はどうしたかな?」

この人だれ?
いつものおじちゃん先生じゃあない…

おじちゃん先生とは柳田陵先生

沙「いつものおじちゃん先生は?」 

気になるから聞いてみた

和「おじちゃん先生って柳田先生?」

沙「うん。」

和「柳田先生は僕の親父だよ。僕は柳田和幸です。これから沙耶香ちゃんの担当医になったからよろしくね。」

沙「そうなんだ…」

和「今日はどうしたかな?」

沙「学校で喘息出て熱もあったから早退してきた」

和「熱計って?」

先生から体温計をもらいしばらく待っていると…

ピピッピピッピピッピピ

体温計が鳴った

和「何度かな?」

ふと体温計をみると38・9℃だった

だいぶ上がってきた


正直に答えないと…怒られる

沙「38・9」

和「熱高いね。胸の音聞くね?」

聴診は嫌い。って言うか恥ずかしい

和「沙耶香ちゃん音悪いし…熱も高いから入院ね?」

え、入院…ヤダ、ヤダ、ヤダ、ヤダ

入院なんか大嫌い!!!

入院したら検査も点滴もされる…


沙「入院なんか…嫌。」

和「入院しないと沙耶香ちゃんが苦しいだけだよ?入院しないと今よりひどくなると思うよ?」

ひどくなるのも苦しくなるのも嫌だから入院したくないけど…しないとだめ

沙「入院したくないけど…する」

和「親には連絡しとくね。米澤さん」

真「はい。」

和「沙耶香ちゃんを病室までお願いね。」

真「はい。」

真由美さんと病室まで行った

病室は個室だった

私は入院したら絶対に個室になる。