噂で聞いた。
竜斗には好きな子がいるらしい。
その答えはなんとなくだけど予想はついていた。


たみちゃんだよなぁ…


いいな…今だけはたみちゃんになりたい。あんなに仲いいしなあの2人。



そんな事を考えながら、帰る準備をした。


帰りの会が終わり、やっと下校できる。

行き帰りは隣のクラスのかやこと帰っていた。

その日も普通に帰っていたのだ。
しかし、
角のところに竜斗と平くんがたっていた。

私は顔が真っ赤になった。
ばかみたいに。


竜斗と平くんの横を通り過ぎた。

もう心臓ばくばく。


でも、会えて嬉しいなっと思った瞬間だった。

「おーい蒼井ーー」
この声平くん?

振り返ると平くんと竜斗がたっていた。

「どうしたの?」

「なんか、竜斗が話したい事あるんだって」
「話したいこと?」