たまたま同じ体育委員をやることになって、委員の仕事のこともあり、よく話すようになった。

新井くんはすごくクールで、周りから嫌われないタイプで、クラスのムードメーカー的存在だった。

そんな新井くんだったからか、体育祭の出場競技決めは特に揉めることもなく、意外とあっさり決められた。

体育祭当日までは意外と時間があるようでなかった。気がつけばもう2週間前。

昼休みや朝、それぞれの競技のグループで練習会をすることになった。