『綾華、おはよう!』

「おはよう、椿」

今挨拶を交わしたのは私の友達の橘椿。
私の表を唯一してるかな。

『今日も人気だったわね』

椿は笑いながら言ってきた。
いつもこんな会話から始まる。

「人気じゃないよ、椿の方が人気だよ」

椿はよく告白されている。
髪型はショートで軽くウェーブがかかっていて凄く可愛いと思う。

『全然だよ』

「えぇw」

『そー言えば今日も挨拶したの?』

椿が言ってるのは花柳の人達の事だろう。

「したよ」

『よく挨拶できるわねw』

「そう?、椿もしてみれば?」

椿が挨拶したなら私の時みたいに暴言なんて吐かないだろうし。

『いやよあの人達、綾華の事悪く言ってるし』
「ふふふ、ありがと」

つい私は笑ってしまった。

『どういたしまして』

『ホームルーム始めるぞ、席着けよぉ』

『じゃぁ、また後で』

先生が入ってきたので椿は自分の席に戻っていった。