「なんであそこから出てきたんだよ」

「そんなの男とヤってたに決まってんでしょぉー」

それを言われるのにも慣れた
もう何を言われてもいい‥‥

「はいはい、そうだね」

「お前やっぱり最低だな」

そう言ったのは蓮二だった
そういうの嫌いそうな顔してるよ

「最低だったら何?」

少し笑いながら返した

「お前なぁっ」

「結局さぁ、男って中身なんも見てないんだよね」

「なんだとっ」

「何?、間違った事言った?」

ガッ
蓮二が俺の胸ぐらを掴んできた

「蓮二…、抑えろ」

「けどっ‥‥」

やっとおろしてくれたか‥‥
結構苦しいんだから

「今日はもう帰るわ、じゃぁな」

「送る‥‥」

「いい」

「そうか‥‥」

俺は制服を少し直して部屋を出た