「大丈夫…?」

「何が‥‥」

「今の電話…すごい音でかかったから」

聞こえてたんだ…はぁ

「今、綾輝がこっちに迎えにきてる…らいし…」

「綾輝が?」

反応したのは悠希だった


ブォンブォン…

「来たか‥‥」

公園の前に一台のバイクが止まった
入口から黒い影がこっちに向かって歩いてきていた

「綾華…」

「本当だったんだな」

「悠希っ、なんでお前…」

「綾輝も文化祭のやつでるんだろ?」

「なんで、それ」

またもや綾輝はびっくりしていた

「こいつらにギター教えてたんだよ」

それをいうとあぁっと綾輝も納得した

「でも兎に角今はすぐに帰んねぇーと飯ねぇぞ」

あっ、忘れてた…

「今日は帰るわ」

「あぁ」

俺たちは公園の外に行って綾輝のバイクの後ろに乗って家まで走らせた