これがこうなって……

今は数学の授業、全然頭に入ってこない
まぁ、別にいいけど

頭がボーッとする……

教室に入ったとたん椿が俺の所に駆け寄ってきて俺の異変に気づいたらしい
今は椿にも迷惑をかけている……

「最悪……」

小声で呟いた


キーンコーンカーコーン

『…か…』

「…んっ」

誰かが…

『あやか!』

椿…?
俺は椿の声で目を覚ました

「私、寝てたの…?」

起きるとだいぶ頭痛が治まっていた
とりあえず、よくなって良かった…

『そーだよぉ?、先生もびっくりしてたよ?』

そうだよな
だって学校ではいい子で通してるし

「あれ?、他のみんなは?」

『もう帰ったよ?』

いつの間にかだいぶ時間経ってたんだな
椿に悪い事したな…

「帰ろっか」

『うん!』

俺と椿は鞄を持って教室を出て学校を後にした。