「ぷっ……あっははは」

「「「「「!!!」」」」」

花柳の奴等は俺が急に笑いだしたせいか目を見開いていた

「どーした…こいつ、壊れたか……?」

「なわけねぇだろ」

俺は真剣な顔をして答えた
またそれに宮森蓮二はビックリしていた

「じゃぁ、何で笑ったの?」

可愛い顔をした本郷悠が話しかけてきた

「んー、その女の子みたいな男って俺の事だから?」

ちょっと口角を上げて言った

「そうだったのか」

「ほら」

俺は腕に巻いてあった包帯をほどいた

「俺を助けたせいで……、ごめんな」

その腕には深く切られた傷があった

「いいよ、俺が勝手にしたことだし」

また包帯を腕に巻いた