「もう我慢できねぇ……」

「どうするんだ?」

「教室に乗り込む……」

「「「「は?」」」」

こんな外で待ってるより絶対に教室に戻った方が早い。

「クラスとか名前分かんのかよ」

学年は俺らと一緒の一年だろ。

「知らねぇよ……」

「はぁ、聞けば早いだろぉ」

「誰に聞くんだよ」

秋季は急に群がってる女の方に足を進めた。

「君たち、いつも僕達に挨拶してくれる女の子の名前とか知らない?」

『あ、あの……//』

お前が聞いた女顔真っ赤じゃねぇか。

「知らないならいいけど」

『あ、九条綾華さんの事ですか?』

「多分、その人だと思うクラスとか分かる?」

『はい、1年A組です///』

「そっか、ありがと」

『い、いえ///』

女と話しを終わったのか秋季が戻ってきた。