「先生ー、居ますかぁ?」

私はそう言いながら保健室を開けたけど誰も居なかった。

ラッキー、ベットで少し横になろうかなぁ…。

「はぁ……」

「お前ここで何してる」

急に話しかけてきた。
隣のベットに居て気づかなかったようだ。

「宮森蓮二……」

私は彼に聞こえないような声で言ったつもりだった……
が、彼には聞こえていたらしい。

「やっぱり、俺の名前知ってたんだな」

「それくらい知ってるわ(ニコッ)」

「どうせ俺らに媚うって花柳の姫になろうとしてるんだろ?」

「何でですか?」

私は笑顔を絶やさず喋り続けた。

「女なんて皆一緒だ」

「……」

「お前もどうせあのバカ女達と一緒なんだよ、それがわかったら二度と俺らに話しかけてくんな」

彼は私を睨みながら言ってきた。
けど私は……