ジリジリジリー……
朝の目覚ましが鳴る

「うっせぇ!」

ぐしゃ……
目覚まし時計のネジがあちこちに飛んだ

「イッテ!」

「あ゛?」

うわ……、しまったぁ……
ヤバイよこれ…

「あーやぁーかぁー!」

「うるさいって!」

俺が壊した目覚まし時計のネジが綾斗に当たって赤くなっていた。
綾斗は私の1個上の兄

「てか何の用?」

毎回勝手に部屋に入ってくんなって何回も言ってるのに。

「朝飯だ、早く降りて来い、遅刻するぞ」

「はいはい」

俺は綾斗とリビングへ行った。
俺って言っててもちゃんとした女だから。


「はよ」

「おはよ」

今、言ってきたのが弟の綾輝。
綾輝は俺の1個下。

「兄貴、今日部活で遅くなる」

「ん」

夜ご飯はいつも兄貴が作ってるから遅くなる事を言わないとすげぇ怒られるからちゃんと言う。

「おい、お前ら遅刻するぞ」

時計を見ると8時5分を指したていた。
やべ、早くしねぇと

「てか、綾斗もだろ」

「俺はいいんだよ、いつも遅刻してるから」

一番ダメじゃねぇかよ……。
てかもう綾輝行きやがったし。

「そろそろ行くわ」

「綾華」

兄貴が俺の名前をよんだ。