「・・・正当防衛だな」
 突っ込んでくるポリュペモスにマタナイはフワリと空中に浮かび、目は黄色く光った。
 次の瞬間、突っ込んでくるポリュペモスの動きはピタっと止まった。
 うわーーーーーー!! 
 その言葉と同時にポリュペモスはロケットのように遠くに飛ばされ、少女はそれを呆然と見ていた。
「全くくだらん。あ〜あ、時間を無駄にした」
「ね、猫ちゃん先生・・・」
「何とか無事みたいだな」
「・・・どうしてここに?」
「・・・・・・・・猫の気まぐれってやつさ。ほら早くしないと晩飯に間に合わんだろう」
「・・・・・」
「なんだ?またクズクズしているのか?」
「猫ちゃん先生・・・ごめんなさい」
「はぁ?」