だから言っただろう?オイラの意見を聞けって。
 と、どこからか聞いたことのある声が聞こえ、それに気づいていないポリュペモスは油断していた。
 ネコキック!!
 どこからともなくマタナイはポリュペモスを蹴り飛ばし、ポリュペモスは先ほどと同様転倒。
 それにいち早く気づいたバンディットは一目散にその場から逃げて行った。
「ね、猫ちゃん先生!!」
「まったく。お前は全てにおいて中途半端だな。そんなんじゃあ狩りも恋もダメダメだぞ」
「お、おのれーーー、猫の分際でーーーーー」
 ポリュペモスは怒り現れにしながら立ち上がり、蹴飛ばしてきたマタナイを怒りながら見下ろした。
「猫ちゃん先生〜!!」