「猫ちゃん先生?」
「こちらではマタナイ?とか呼ばれているそうで」
「マタナイ?マタナイ、マタナイ、マタナイ・・・」
「あ、知らないならいいです。とにかく私は魔女ではないんで」
「魔女じゃない?ならよくこんな危険なところに来ようとしたわね」
「危険?まあちょっと大変でしたけど」
「ここって、私みたいなエリート中のエリート魔女ですらなかなか来ない危険なところよ」
「またまた〜。怪物がいるとか聞きましたけど、一回も会いませんでしたよ?」
「おかしいわね〜。そんなことはこの辺の大主様以外ありえないんだけど」
「大主様?」
「私も聞いた話しだけど、100年くらい前までこの辺は怪物の宝庫と呼ばれていたくらい荒れていたの」